銅版画の技法「メゾチント」で制作しよう!

こんにちは!
版画コース講師の山内です。

今月のブログでは銅版画の技法の一つ、「メゾチント」で制作し始めたばかりの生徒さんの紹介をしようと思います!

↑櫛状の刃を持つベルソーという道具を使い、銅版全体に目立てを行っている様子。初めての目立てなので、恐る恐る…。

↑目立てをし終わった版に下絵を転写をし、スクレーパーという道具を使って絵の白い部分を削っていきます!

↑版にインクを載せ、丁寧に拭き取っています。

↑プレス機を回して、刷りました!

しかしまだ完成ではありません。様子を見ながら更に削っていき、白を作って形を明確にしていきます!

左の状態から右の状態に。白い花なので、もう少し白くします。

花の四部作ができました!
メゾチントの深い黒が重厚感を出しています。

この生徒さんは去年から海外の公募展に出し始め、既にスペインやドイツで展示されました。
新たな技法を習得して、今年もレベルアップです!

版画コース講師

山内あすな

 

 

山内 あすな

山内 あすな
Profile
‘13 ドイツ Kunsthochschule Kassel
   交換留学
‘14 京都精華大学大学院修士課程版画専攻 修了
   17th International Graphic Art
  Triennial Frechen (フレッヒェン/ドイツ)
‘15 東京国際ミニプリント・
   トリエンナーレ(多摩美術大学美術館)
Message
版画の良いところはたくさんありますが、私が気に入っているのは同じ作品をたくさん作れるところと、
作品サイズが大きく なっても一作品の重さが軽いところです。
日本国内に留まらず、海外にも簡単に送る事ができるので、海を越えて展示をする事もできますよ。
ちょっとしたプレゼントとして、人にあげる事もできます。
版画は、学べば学ぶほど面白くなってくる技法です。
一緒に学んでいきましょう。
ArtWorks

 

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