ミロコマチコさんが金牌受賞の、BIB原画展を見てきました。

BIB とはBiennial of Illustrations Bratislava(ブラティスラヴァ・イラストレーション・ビエンナーレ)の略で、「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」のことです。
スロヴァキア共和国の首都・ブラティスラヴァで2年ごとに開催される国際的な絵本原画展。この展覧会は1967年に創設され、出版された絵本の原画を審査対象とし、絵本のイラストレーターに贈られる国際賞です。

2017年秋のBIB 2017では、アートスクール大阪の卒業生でもあるミロコマチコさんが《けもののにおいがしてきたぞ》で金牌を受賞した原画展です。

余談ですが、よく似た名前の「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」という展覧会もあります。新人イラストレータ―の登竜門として知られており、世界中からの応募がある絵本原画のコンクールです。関西では西宮大谷記念美術館で巡回展が毎年開催されるので認知度は高く、楽しみにしている方もたくさんおられます。
こちらは今年の絵本コースでの学外イベントとして、講師と受講生が一緒に見学してきました。その様子は前回の絵本コースのブログでレポートしているので、ぜひ読んでみてくださいね。

さて話はもどりますが、今回のBIB原画展が13年ぶりに奈良にお目見えし「奈良県立美術館」にて2018年12月2日(日曜日)まで開催中です。さすがは奈良、会場入り口では、せんとくんが出迎えていました。

今回の展示、ミロコマチコさんの原画がすごいことはいうまではありませんが、同時に展示されているカラーのダミー本がとても興味深く面白かったです。

また日本からノミネートされた他の作家さんの作品も、原画と共にそれぞれの制作背景がわかる取材メモやスケッチ、試作品などの資料、ラフやダミー本なども展示され、それぞれの作家さんの絵本づくりの秘密がかいま見れ、とても勉強になります。
日本からノミネートした15作家(50音順)は、あずみ虫、荒井真紀、荒井良二、石黒亜矢子、きくちちき、こしだミカ、スズキコージ、tupera tupera、どいかや、中野真典、町田尚子、皆川 明、ミロコマチコ、村山純子、ヨシタケシンスケといった、今見たい作家さんばかりです。

ラフやダミーは絵本を創るための設計図なのでとても重要です。
絵本の制作には、きっちりと仕上がりのイメージラフをつくる人もいれば、最後まで絵が変化してベストな原画をつくる人もいます。

絵本の作り方はひとつではありません。ラフやダミーの目的は制作の道しるべなので、どんな道でも好きな道を行けばよいのです。

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「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」奈良県立美術館
http://www.pref.nara.jp/item/200686.htm#itemid200686

「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」見学、学外イベントの様子
https://www.art-school.co.jp/blog/picturebook/2231/

「ミロコマチコさんのライブペインティング」
https://www.art-school.co.jp/info/report/7948/

 

 

 

中田 弘司

中田 弘司
Profile
制作事務所勤務デザイナーを経て、1989年よりフリーランス。
今までに幼児向け雑誌絵本等にて100話以上のお話の挿絵制作。
絵本をはじめ、「ビッグコミックオリジナル・増刊号」(小学館)表紙イラストや、
月刊誌「大阪人」にて歳時記や町歩きの画文の連載等、
壁画からキャラクターまで多様な作品を制作。
東京・大阪・神戸にて個展多数。主な絵本に「ぷぅ」( 作:舟崎克彦/ポプラ社 )がある。
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目には快感、心が楽しみ、気持ちを遠くに運ぶ
絵本やイラストを目指しています。
仕事での経験を生かし、一緒に考えながら、アドバイスをします。
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