「25周年記念 るろうに剣心展」レポート

こんにちは、マンガコースです。
今回は「25周年記念 るろうに剣心展」に行ってきたのでそのレポートをお送りいたします。

るろうに剣心展は4月23日~6月6日に京セラ美術館で開催されていました。
るろうに剣心は漫画をはじめ、アニメ化、実写映画化など、るろうに剣心は自分がまだ子供の時に、マンガを読むという行為のきっかけとなった作品の一つでした。
ものすごく熱中して、学校の教室ではよくるろうに剣心ごっこで遊んだものです。

そんな感動を与えてくれた作品の原画がたくさん展示されるとのことで、小学生の時、るろうに剣心の最新刊買いに行く時のようなワクワク感を持ちながら、展示場に向かいました。

まず展示場に入るとそこは映写室でした。
るろうに剣心のハイライト映像が流されました。
その時点で感動がふつふつとよみがえってくる感覚を得ました。

その映写室をぬけるとそこから連載当時の生のアナログ原稿がストーリー順に並んでいました。
線とトーンで作られているにもかかわらず、やはりそのキャラクターたちは実在しているかのような感覚を得ました。
るろうに剣心に出てくる魅力的なキャラクターたち、圧倒的に引き込まれるストーリー、その凄さを改めて感じました。

るろうに剣心は墨のイメージがあったのですが、その印象は実際の原稿を見てみるとそれだけではない印象でした。
一つ一つの線が精確。
長い線や動きを表す線の動線をきれいに引くことは難しいです。
強弱を含め、線のブレにミスがあると目立つからです。
しかしながら効果線や長い線も、アクションシーンの激しい動線も狂いなく引かれており、とても美しかったです。
アクションは派手であればあるほど、分かりやすく見せる、というのは難しいです。
しかもそれをかっこよくも見せなければならない。
それを連載初期の段階から派手でかつカッコよくしかも分かりやすい。
加えて声を出して言いたくなるような技名。
いったいどのような構成力を持っているのだろうかと感服いたしました。

歩を進めていくと、それに合わせて原稿もストーリーに合わせた内容で進行していきます。
したがってどんどんと原稿も佳境の内容になっていきます。

その内容もコミックスで見るよりもさらに線の迫力が増しており、みごたえが抜群でした。
またキャラクター別の時系列順にもなっており、来られていたお客さんの思い思いのキャラクターの前で立ち止まる姿を見て、改めてるろうに剣心のキャラクターの魅力の凄さを実感しました。
そして一コマ一コマを絵、セリフ、構図、全てをこだわりぬいて描いているその職人ぶりには脱帽いたしました。

また展示の機会があればぜひ行きたいと思います。

長野 雄志

長野 雄志
Profile
'12 関西学院大学社会学部卒業
アフタヌーン四季賞準入選 審査員特別賞受賞
Message
マンガは人によって
絵はもちろんストーリー、
構成、キャラクター、ジャンル、
それぞれが唯一無二です。
それぞれの違う「面白い」を
一緒に発見していけたら幸いです。
ArtWorks
講師インタビュー

 

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