オンライン・WEB持ち込みについて

こんにちは。マンガコースです。
色んな所でコロナ禍の影響がありますが、マンガ投稿でも、大きな影響を受けています。
マンガの投稿自体は郵送やWEB投稿は今まで通り出来ますが、持ち込みに関してはそうはいきません。
出版社の方で持ち込み自体を中止されているところなどもありますし、
そもそもそこまで移動すること自体が時期によってはあまりお勧めできなかったり…。
ここ数年、同人誌即売会などでの出張編集部が盛んで、そこで担当さんになってもらってデビューにつながった方もたくさんおられますが、そもそもイベント自体が縮小されたり中止されたりを余儀なくされていたりもします。

 

そこでぜひ活用していただきたいのが、「オンライン・WEB持ち込み」です。
コロナ以前から少しずつ受け付けておられる出版社が増えていましたが、
今はかなりいろんな出版社で受け付けておられると思います。
形式自体はそれぞれの編集部で色々ありますので詳しいことは直接気になる編集部のHPなどで確認していただいた方がいいかとは思いますが、とりあえずオンライン・WEB持ち込みの内容を、今回ざっくりご紹介させていただきたいと思います。

 

【オンライン・WEB持ち込みとWEB投稿の違い】

まずは持ち込みと投稿の違いをお話しします。
どちらもWEB上で行いますし、やり方も非常によく似ていますが、
一番の違いは『持ち込みの場合は、全員に必ず編集部から返事が来る』ということです。
WEB投稿の場合は通常のマンガ投稿と同じですので、マンガ賞によっては批評が全くないこともあります。
しかしWEB持ち込みの場合は必ず批評が、しかもマンガ賞への投稿のように月単位で遅れて批評がもらえるのではなく、 早ければすぐに、遅くても3週間ほどで連絡が来ることがほとんどです。
運が良ければ、そのままそこで担当さんになってもらえることもあります。
またマンガ賞に投稿したわけではないので、複数の編集部にWEB持ち込みすることが出来ます。
そこも通常の出版社へ直接行って見てもらえる持ち込みと同様となります。
ただしWEB持ち込みで見込みがある場合は、その作品をマンガ賞に回すように勧められることもあるので、全く同時期にいろいろなところにWEB持ち込みをしていろんな編集部から声をかけてもらえることになることもあるので注意が必要です。

 

【オンライン・WEB持ち込みの種類】

持ち込みの仕方は編集部によって様々ですが、代表的なものを紹介させていただきます。

《WEBフォームからの持ち込み》

編集部の方で、WEB持ち込み用の専用ページを用意されています。
細かい応募要項はそちらでご確認ください。
フォームにご自身のお名前などを入力して、持ち込みする作品を指定の方法でアップロードします。
その後、メールで作品に対する批評の返事が来ることが多いです。
中には電話などで連絡が来る場合もあります。

《メールで送る持ち込み》

編集部そのもののメールアドレスや、個人的にtwitterを開設されている編集部の方に直接メールなどで作品を送って持ち込みします。
メールで添付する場合はあまりデータ容量が大きいと送れないこともあるので、
その場合はデータ転送サービス(ギガファイル便など)を利用して送りましょう。
こちらもやはりメールや電話で返事が来ることが多いですが、LINEやSkype、Zoomなど、リアルタイムでの対応の場合もあります。
その場合は作品を送る時などの事前に都合のいい日時を連絡しておくことが必要です。
リアルタイムでの対応の場合は編集部の開いている平日午後が多いです。

《twitterを利用しての持ち込み》

編集部そのものや、個人的にtwitterを開設されている編集部の方とDMを利用して連絡を取り、作品を見てもらいます。
作品の送付は、指定されたアドレスに送ったり、ギガファイル便などのデータ転送サービスを利用します。
こちらはDMで返事が来ることもありますし、ZoomやSkype、電話などで対応してくれます。
リアルタイムでの対応には、やはり希望日や希望の連絡手段をデータを送る際に連絡しておくことが多いです。

他にも違う形で持ち込みを受け付けているところもありますので、
しっかりどんな形で受け付けているか確認してみましょう。

 

【持ち込みする原稿の準備・注意点】

通常の持ち込みではもちろん完成原稿を見てもらうことになっていますが、
オンライン・WEB持ち込みの場合は、出版社や編集部によって、ネームのままでも見てもらえることもあるようです。
希望される持ち込み先の応募概要をしっかりチェックしてみましょう。

オンライン・WEB持ち込み用には、基本的には原稿データを送付することになるので、まずは自分の原稿をデータで書き出しましょう。
アナログ原稿の方の場合はスキャンすればOKです。
書き出しのファイル形式は様々ですが、一般的にはjpegやpdfなど、特別なソフトがなくても見ることの可能な形式での受付が多いようです。
(投稿したり、掲載したりする場合は別途psd形式などで書き出す必要があるので、書き出す前の元データはきちんと保存しておきましょう。)
投稿用(印刷用)のデータサイズだとかなり大きくなるので、解像度を落としてデータを軽くしたり、zip圧縮をお願いしているところなどもあります。
それも持ち込み先の応募規定に合わせて書き出すようにしましょう。

オンライン・WEB持ち込みは、ざっくり、こんな感じです。普通の漫画賞や持ち込みと違い、決まった形式がありません。
ですので、持ち込みしたいところに合わせた形で持ち込みすることになります。
受付可能な場合はその方法をきちんと書いてあるところが多いので、しっかり読んで持ち込みするようにしましょう。

直接出版社に持ち込みに行って目の前で見てもらうのは勇気が出ない…、でも批評は欲しい…という方もたくさんおられると思います。
そんな方にこそぜひ、オンライン・WEB持ち込みに挑戦していただければと思います。
今はマンガはWEB媒体での需要も大きいですし、その分チャンスも広がっています。
ぜひプロの編集部の方の意見を参考に、面白い作品をどんどん作っていきましょう!

井原 安子

ihara2014
Profile
同志社大学経済学部卒業
大学在学中に漫画家デビュー。
以降、読み切り・連載作品を発表、コミックス出版を重ねる。
現在はフリーのマンガ家として活動中。
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小さい頃から、マンガを描くのも読むのも大好きで、今は趣味も仕事もマンガという大人になりました(笑) 特に読む方はジャンル問わずです。
好きな気持ちとやる気は、マンガ制作の大きな力になります。初めての方もレベルアップしたい方も、ぜひ一緒に頑張っていきましょう!
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