動物イラストキャラクターの描き方~デフォルメのコツをプロが解説

こんにちは。
アートスクール大阪イラストレーションコースの田中です。

私は、骨格や胴体など、パーツを正確に、正しく描くことを主体にするのではなく
自分らしく豊かに表現し楽しく健やかに描くことを普段からおすすめしています。

今からお話するのは、デフォルメとオリジナリティのお話です。
基本を抑えれば初心者でも比較的簡単にバランスよくイラストを描くことができます。
のんびりみてもらえますと幸いです。

例えば動物のイラストを描く時、
( 私は動物が大好きでよく描くのですが)


くまやうさぎが二足歩行で踊り歩いています。
リアルではあり得ない動きをしていますよね。
動物たちに人間らしい動きをさせています。

こういう、対象( 動物) の特徴を単純化させる技法を
デフォルメといいます。
デフォルメの具合は様々です。
私のイラストはちょっとリアルよりですね。

このうさぎのイラスト、一番左の絵はかなりリアルです。
あまりデフォルメされていません。
右にいくにつれてデフォルメがきつく( 大きく) なりますね。
どの程度デフォルメするかは好みです。
もっと目を大きくしたり、もっと耳が長かったり、
体の色がピンクだったり、お洋服を着せてみたり。
本物の動物っぽくリアルにするのか、キャラクターのように愛くるしくデフォルメするのか。
どれくらいデフォルメするとかわいいか( 自分らしいか)
方法を探ってみましょう。

デフォルメするにあたって、すでにデフォルメされているものを
真似て描くことが一番早いのですが、
どこかのタイミングで本物の写真をきちんと観察するのもいいですよ。



どの部分をどのようにデフォルメすることでその動物らしさを
残したまま、自分らしく描けるか。
くまをくまらしく見せるには何が必要で、
どこまで削ぎ落とすとくまに見えなくなってしまうのか。
はちみつを持たせて茶色く塗ればくまに見えるのかもしれない。
自分流のデフォルメの形を探すことはオリジナリティにつながります。
楽しく探ってみましょう。

田中 栞

田中 栞
Profile

大阪芸術大学芸術学部デザイン学科ビジュアルアーツコース卒業。
卒業後、パッケージメーカーのデザイン室に就職。
パッケージの設計やデザイン業務に携わる。
その後、フリーのイラストレーターとして活動。

Message

安くて無地の真っ白な充電器と、ちょっと高いけどかわいい顔のイラストが描かれた充電器。つい、顔が描かれた充電器を買ってしまいました。イラストって不思議です。誰かを癒したり励ましたりできるんです。誰かのためのイラストを描く楽しさや喜びをぜひ体験してもらいたいです。

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