休憩室の入り口にミニギャラリーができました!

イベントやちょっとした展覧会なども延期や中止が続き、閉塞感が蔓延して来ているような昨今ですが、こういうときはじっくりと作品の制作に取り組むというのも一案ですね。

こんにちは、アートイラストコース のオカモトです。
さて、アートスクールにはアートグランプリやホームページコンペなど、受講生のための展覧会行事がありますが、それとは別にスクール内にも作品を展示するスペースが昔からあります。

1階のArunenにも展示スペースがあり、各コースのイベントなどに使われています。しかし、アートスクール生がもっと積極的に自主的に展示するスペースがあればなと以前より考えていました。

大きな絵をを並べるのでもなく、スクールで制作した小品をみんなに見てもらえたら・・あるいはワークショップでの作品を気軽に発表できる小さなギャラリースペースがあったらな・・という様々な思いや要望に応えて、7階の休憩室の入り口に、縦180cm、横170cmのミニギャラリーを設置することになりました。

制作するにあたっては、アートスクール内でDIYを得意とする先生もたくさんいますしワークショップもあるのですが、今回はアートイラストコース が担当することになりました・・ということで、このミニギャラリー(現在名前を募集中です)の制作過程などを手前味噌になりますが紹介したいと思います。





上の写真のようにミニギャラリー設置は701号室デザイン科の入り口が手頃だと狙いをつけていました。

実は上の写真の左手にも大きなパネルがあり、これも元々は作品展示用に作ったものでしたが、いつしか掲示板・DM置き場になってしまいました。

入り口右手の絵本コースの邪魔にならないように高さと幅を決め、設計図と作業手順を考えます。(下の図)





できるだけコストを抑えて簡単に作りたいのですが、絵を飾る時にピンや釘・テープを使わないようにとちょっとお高い有孔ボードを使うことに決めました。2X4材の柱に補強した有孔ボードを差し込むことでシンプルな造りにできます。(左下の図)

計測はちいさなレーザー測定器(右下写真)を使いましたが、思っていたよりも正確に計測できています。便利なものができましたね!





8フィートの2X4材では天井までの突っ張りには足りないので継ぎ足しをします。継ぎ足しはポケットホールジョイントで行いました。(下左と中央図)

また有孔ボードをはめ込むための溝掘は、トリマーを使って何度もなぞりながら4.5mmほど広く深く掘っていきます。(下右図) 柱になる材だけ水性ステインで塗っています。








そして、有孔ボードを1X4材で補強(上図 )をしておけば、あとは組み立てるだけです。

柱を2本にアジャスターをつけて、突っ張り棒のように立てて(下右図 )、その溝に補強した有孔ボードを差し込みます(下左図 )。これがなかなか大変で、溝の遊びが少なく叩きながら入れないといけなくて、近くにいた受講生に手伝ってもらいました。




はい、完成です!(下図)

これくらいの大きさだとA4サイズなら10枚は余裕で飾れますね。棚をつけてポストカードや小物を置いたりもできるかもしれません。このミニギャラリーで個展でもグループ展でもアートスクール受講生の皆さんに使っていただきたいと思います。ギャラリーの名前も何件かいただきましたが、もうしばらく募集したいと思います。



おまけ

ダイソーで売ってた有孔ボード用のフックがサイズが少し大きく使えなかったので、3Dプリンターで作りました。あと額のトンボも!必要な方は言ってくださいね。 

ミニギャラリーの利用申し込みは同室内のアートイラストコース で受け付けていますので、どんどんと申し込んでください! 予約カレンダーもまだ真っ白です!

オカモトショ ーゾー

オカモトショーゾー
Profile
大阪府出身
Nordbrücke版画工房に従事しリトグラフを制作。
1982年大阪靭ギャラリーにて初個展。
造形教室を主催し、油彩や3DCG、
ペーパークラフト、フィギュアなどを制作。
大阪市都市協会ギャラリーにて優秀賞受賞。
ペパクラデザイナーコンテストにて最優秀賞受賞。
Message
変わらない大事なことも多いですが、
技術や流行は変化し流動的です。
同じく個人の世界も絶えず変化しているのでしょう。
そんな中でみなさんといっしょに表現するすべを
楽しくあるいは迷いながら発見し、
学んで行けたらと思っています。
ArtWorks
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