皆さんこんにちわ！
美術科講師の山本尚子です。
当アートスクールもコロナの影響で二週間ほど休校を余儀なくされておりましたが、
徐々に生徒さんも教室に戻って来られ、ソーシャルディスタンスに注意を払いながら日常の教室風景を取り戻しつつあります。

不穏なニュースばかりで、世界的に不安な状態な中
「家で絵を描きまくっていました！」
「自宅でも打ち込める「絵を描く」と言う活動に支えられた。」
と閉校期間をバネにして自粛中も自宅で制作や作家活動を精力的に行われていた生徒さんたちは思ったより多く、心強く思いました。

そんな逞しい生徒さん達の中で、本日は美術科のKaoriさんの活動を紹介させて頂きます。
元々とても熱心に制作に打ち込んでおられたのですが、彼女も自粛期間を活用して今までの作品をグッズ化させていました。
最も重要な日本画の基底材のひとつである絹本（絹に描いた絵）で、ポップな模様やラメなど現代的な表現を組み合わせて制作されていました。

絹本は紙や布に対して非常に薄い素材なので光を通し、透明感のある表現が出来ると言う特徴があります。
その特徴を活かしてガラスコップやクリアペンケースに作品を印刷したグッズを作っていました。
光がすける素材なので元の絹本作品の良さが生かされており、とても可愛い仕上がりになっていました！

クリアな素材が涼しげで夏にぴったり♪

絹本はまず木枠に絹を貼るところから始まります。
薄くて繊細な絹をシワを作らないように木枠に貼るのは至難のわざ！

そこへ墨で描写し、水肥絵具で着彩。

描き上がったら裏打ち（作品の裏に和紙を貼り作品の強度を保護）します。

Kaoriさんは裏打ちが乾いたら作品の形に合わせてカットされます。
これも又根気のいる作業ですね。

Kaoriさんのグッズはネットショップにて販売中です！素敵ですので是非ご覧ください♪

Silk Cutting Art
絹に描いた日本画と、切り絵を組み合わせた作品を作っています。
https://silkcutoutartk.booth.pm

𝐹𝑙𝑜𝑟𝑖𝑠 𝐹𝑖𝑜𝑙𝑖𝑎 (Kaori / Artist-日本画と切り絵)
https://suzuri.jp/xxkaolynxx

インスタはこちら♪
florisfiolia

今後も精力的に展示会などに参加してゆく模様ですので、又お知らせさせていただきます。
乞うご期待です！！

山本 尚子

Profile

‘05　沖縄県立芸術大学油画専攻卒業
‘08～アーティストグループ「アトリエmore」を結成し、
　　以降毎年グループ展を企画
‘11～SOAF・テグ・KIAF・サンタフェ・レットドット等のアートフェアに出品
大阪市長賞・京都教育委員会賞・京都市長賞

Message

技術の有無に関わらず、一つの画面に向かい、誠意を持って表現しようとする人は偉大です。それは一つの世界(生命)を創造するに等しい行為だから。私もまだまだ未熟者ですが、皆様の充実 した創作活動を少しでもお手伝いできれば幸いです。

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