美術科金曜アトリエ通信2月号 (イメージ溢れる色鉛筆画)

美術科講師の谷野です。
もうすっかり聞き飽きたフレーズですがこの冬は本当に気味の悪いくらい暖かったですね。
今回は色鉛筆でファンタジーな作品を描く若い男性の生徒さんの作品をご紹介します。
モチーフを置いて見ながら描いたり資料、写真などに寄せていくわけで無く頭の中で浮かんだイメージをほとんどエスキースを作らずいきなり画面に形取っていきます。
唐突に思い浮かんで描き始めるというより日頃日常生活の中で何となくやってみたいテーマが降ってくるみたいです。

 

こちらの絵の作者は少し前にしばらく北海道に住んでいた経験があり豪雪地帯で住んでいる家が埋もれてしまうかどうかと恐怖に思うくらいの環境に一人で暮らしていたそうです。
その時の体験した事を思い出しながら制作されました。
しんしんと降る雪の平原にポツンと一軒家が描かれている光景が何か孤独な心境だった当時を表しているようで、またオレンジ色の仄かな家の明かりが心が救われるホッとした気持ちを抱かせる印象を受けます。

 

こちらはごく最近に描かれた絵ですがワインがグラスに溢れるほどドボドボ注がれて手を伝って流れ出している様子が彼曰くセクシーさを絵の中に入れたかったらしく、それも都会に戻ってきての心の変化の現われでしょうか。
背景の星のような物はこんぺいとうを星のように見立てたみたいです。

 

イメージが無い時や沸いて来なさそうな時は何も描かずに帰る事もありますが、一旦描き始めるとアッという間に絵が出来上がっていく事も多い方です。

 

 

 

 

 

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