絵本アートの世界:2023年度イタリアボ・ローニャ国際絵本原画展の魅力

こんにちは!アートスクール大阪「絵本と表現コース」の右近です。
今年は厳しい暑さが続きましたが、ようやく秋の気配も感じられるようになりましたね。
秋と言えば芸術の秋…!と言うことで、絵本と表現コースでは毎年恒例となっているイタリア・ボローニャ国際絵本原画展の鑑賞ツアーを今年も開催いたしました。

今回は絵本と表現コースのオオノ先生と私の引率の元、7名の生徒さんが集まってくださいました。

【イタリア・ボローニャ国際絵本原画展とは】
イタリア北部のボローニャと言う都市で毎年開催されている絵本原画コンクールの入選作品による展覧会。今年度は91カ国から過去最多の4,345件の応募があり、27ヵ国79名が入選・展示されていました。


↑美術館入り口にて待ち合わせ


↑館内にある撮影用ポップ前にてパチリ!


↑展示室へ行く前にボローニャ展の開催概要をチェック

作品はヨーロッパやアジアから多彩な作家が参加し、特に韓国と中国のアーティストたちの作品が昨年より増えている印象でした。全体的に色鮮やかで楽しい原画が多く、子どもたちも楽しめるようなポップで可愛らしい作品が並んでいました。

デジタル出力の原画が依然として多く見受けられましたが、注目すべきは例年に比べ、絵筆や版画を使用した原画が増えていたことです。
アクリル、水彩、刺繍、版画等…アナログアートの回帰の傾向が見られ、その美しさに触れることができました。


↑今年の図録も相変わらずクオリティが高いです!

参加した生徒さんたちと原画の分析をしたり絵本の魅力について意見交換をしながら展示を楽しみました。
さまざまな国のアーティストの作品を一挙にを楽しむことができ、とても刺激を受けた一日となりました!

【展示詳細】
2023 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
場所:西宮市大谷記念美術館 ※11月に石川県七尾美術館にも巡回予定
期間:2023年8月19日(土)〜10月9日(月・祝)
http://otanimuseum.jp/exhibition_230819.html

【おまけ】
今回作品展示が行われていた大谷記念美術館ですが、美術館周囲を囲う庭園も美しいことで有名です。
庭には計11点の立体・彫刻作品が点在しており、ゆっくり散策するのもおすすめです。


↑セラミックチェア3/元永定正 2002年


↑午後の日/岡本太郎 1967年


絵本と表現コースからのお知らせ

現在絵本と表現コースはアートスクール大阪内のギャラリーでコース展示を行っています。
10月上旬まで展示予定ですのでぜひご覧いただけましたら幸いです!

絵本と表現コース作品展
場所:アートスクール大阪1Fギャラリー内
期間:2023年9月12日(火)〜10月3日(火)
時間:11:00ー21:00 ※最終日は17:00まで
参加作家:
あやかわ ちいこ、エサヒサ、オオノヨシヒロ、金本磨美、Sanae、たかはしあすか、ひ炎、やまもと りの

右近 あかね

右近
Profile

‘14 京都精華大学大学院修士課程版画専行修了
展示・イベント参加 (抜粋)
’12 KYOTOクリエイターズUNIQUE×プレミアムショップinZUURICH(京都ロフト/京都)
’13 Young Artist Marche ~ゆく年サンセット / くる年サンライズ~(阪急うめ/大阪)
’13 みやこみやげ(三越銀座/東京)
’15ココンマーケット(COCON KARASUMAビル1F/京都)
’16 個展 ブルーシートの丘の上(ギャラリーモーニング/京都)
’17 企画グループ展 版画旅行9 (ギャラリーモーニング/京都)
’19 個展 トワイライト・シーン(ギャラリーモーニング/京都)

Message

イラストレーションは描き終わったところからが始まりで、絵本、雑貨、広告と次の展開を考えることも新たな楽しみに繋がります。 みなさんが色んなことに楽しくチャレンジ出来るよう、サポートをしていきたいなと考えています。

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