マンガを描き上げたら?~その②~

こんにちは。マンガコースです。

今回も前回に引き続き、マンガが完成したもののどうやって人に見てもらえばいいかわからない方向けに、作品を発表するための様々な方法をお伝えしていきたいと思います。

今回は前回お伝えできなかった

④webのマンガ投稿サイトなどに応募する
⑤同人誌を作って販売する
⑥SNSやブログに掲載する

について、それぞれ簡単なやり方や、メリットデメリットを見ていこうと思います。

 

 

④webのマンガ投稿サイトなどに応募する

最近はwebでマンガの投稿や発表が出来るサイトが増えています。
サイトは大まかに分けると2タイプあります。
紙媒体の雑誌主体の出版社が運営しているものと、web配信メインの会社が運営しているものです。
紙媒体の雑誌主体の出版社のサイトでは、誰もが気軽にマンガを発表できるだけでなく、その出版社の編集部員も目を通し、気になる作品の投稿者の担当編集者になるという、投稿者と編集者のマッチングの場にもなっています。
実力のある人なら複数の編集者から声をかけられることもあり、今までのような雑誌の賞への投稿や持ち込みなどではありえなかった、投稿者の方から担当編集者を選ぶということもできます。
web配信メインの会社で運営しているサイトでは、閲覧数によって広告料やポイントなどの特典を得たり、人気のある作品だと判断されれば、その運営サイトやそれ以外の出版社から書籍化の声がかかったり、『仕事』として原稿を依頼されたりするようにもなります。
投稿概要はサイトによって違いがありますが、漫画賞への応募とは違い、同じ作品を複数のサイトに掲載することが可能なところもありますので、プロの編集者や一般の読者など、多くの人の目に留まるチャンスが増えます。
また、ページ制限がないため連載をすることも可能なため、長いお話を読んでもらいたい人にも向いています。
どちらの場合も、オリジナル作品であればジャンル問わずのところが多いので、『自分の作品のジャンルが何かよく分からない』という方も発表しやすいです。

メリット

☆手軽にできる
☆サイトによっては複数投稿できる。
☆ジャンルやページ数や話数の制約がない

デメリット

☆編集部からの批評がなかったり、とても簡易なコメントだけの場合がある
☆必ず閲覧してもらえるわけではない(作品数が多いので埋もれてしまうことも多い)
☆心無いコメントをもらうこともある

 

 

⑤同人誌を作って販売する

オリジナルの作品でも二次創作の作品でも、同人誌を作れば即売会(イベント)や、同人誌を主とした書店への委託などで販売することが出来ます。
出展するイベントにより販売できる同人誌のジャンルが異なりますので、各々のイベント概要をご確認ください。
同人誌を通じてスカウトされ、デビューをされる方も結構おられますし、イベントで行っている出張編集部に投稿作代わりに作った同人誌を見てもらうことも可能(二次創作でもOK)なので、プロの編集部から見た評価をもらいたいけれど、投稿のためだけの作品を作るのではモチベーションが上がらない…という方にもおすすめです。
また、web発表とは違い、どんな方が自分の作品を気に入って購入されるのかが見えるのも同人活動の醍醐味です。

メリット

☆イベントへの参加を目標に設定出来るので作品を作るモチベーションが出来る
☆描く作品の傾向が似ているサークルスペース同士を近くに配置するため、近い趣味の人と仲良くなれるチャンスがある
☆プロデビューできるチャンスもある

デメリット

☆同人誌の印刷代、イベント参加費、交通費など費用が掛かる
☆必ず購入してもらえるとは限らない。または購入してもらえる数が少ないことも多いため、たくさんの人に読んでもらえるチャンスが少ないこともある。

 

 

⑥SNSやブログに掲載する

最近はSNSやブログで自分の作品を発表する方が増えています。ご自身がされているTwitter やFacebook、 instagramなどに作品を掲載したり、マンガであればイラストコミュニケーションサービスのpixivなどに掲載して見てもらう…ということも出来ます。
さらにペイントソフトを制作している会社が運営している場所で発表出来る物もあります。
④と違うところは、プロデビューというゴールを目指しているのではなく、あくまで『ご自身の作品の発表の場』という形を取っている事です。
プロ希望ではなくて、デビュー自体に興味はないけど自分の作品を不特定多数の誰かに見てもらいたい!という方にはお勧めです。
また、プロの方がご自身の作品の宣伝だけでなく、普段仕事では描かない作品を発表していることもあるため、プロアマの境界なく作品を発表出来る場でもあります。
こちらは簡単に読める方が閲覧しやすいため、ページ数は少なめの方がお勧めです。(ただしpixivであれば、ページ数が多くても問題ありません。)
もちろんこれらで発表された場合でも、閲覧数が多ければ編集部の目に留まり、スカウトされたり書籍化されることも少なくありません。
また、出版社と提携して賞を設けていたりすることもあります。
興味のある方は調べてみて下さいね。

メリット

☆気軽に出来る
☆費用が掛からない
☆プロデビューできるチャンスにもつながる

デメリット

☆感想など具体的なものはもらえない可能性が高く、心無いコメントをもらうこともある
☆アップする時間帯に気をつけたりマメに更新するなど、ある程度人の目に留まるような努力をしなければ閲覧すらしてもらえないこともある

 

 

以上です。
前回に引き続き、人にマンガを読んでもらうための方法をいくつか簡単にあげましたが、貴方に合う発表の場はありましたでしょうか?
マンガは自分で描いて楽しむだけでなく、読んでくれた人も楽しませる事が出来るものです。
せっかくマンガが完成したなら、ぜひ誰かに見てもらってくださいね!
頑張ってみて下さい!

 

 

井原 安子

ihara2014
Profile
同志社大学経済学部卒業
大学在学中に漫画家デビュー。
以降、読み切り・連載作品を発表、コミックス出版を重ねる。
現在はフリーのマンガ家として活動中。
Message
小さい頃から、マンガを描くのも読むのも大好きで、今は趣味も仕事もマンガという大人になりました(笑) 特に読む方はジャンル問わずです。
好きな気持ちとやる気は、マンガ制作の大きな力になります。初めての方もレベルアップしたい方も、ぜひ一緒に頑張っていきましょう!
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講師インタビュー

 

 

 

 

 

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