プロクリエイトでイラスト制作~ネタ探しから完成までタイムラプスで詳しく解説

まだ日差しは厳しい暑さですが、 ふとした瞬間に秋を感じることがあります。
そんな時期ですが、今回のイラストは夏仕様です。
(まだ暑いので大丈夫のはず)
(すみません描くのが遅いんです)
にゃんこの氷屋さん
名付けて「にゃん氷」

色々悩みながら描いてます。
今回はこちらのイラストのメイキングを、プロクリエイト(Procreate)のタイムラプス機能を利用して、制作過程を録画・編集しましたのでご覧ください。
・・色々悩みながら描いてます。


1.プロクリエイトの機能と特徴、イラスト制作におけるメリット

プロクリエイトはiPadやiPhoneで利用でき、直感的なユーザーインターフェースで簡単にイラスト制作が できるデジタルアートアプリケーションです。
プロクリエイトには多彩なブラシが含まれており、環境設定を細かくカスタマイズする事で描きたいテイ ストのイラストを表現することが可能です。
デジタルペン(Apple pencilnなど)を使って線画を描くのは最初は難しいですが、コツを掴み何度も練習 することで綺麗に描けるようになります。
また、レイヤー機能やエフェクトで制作したイラストを、印刷物やWEB用に高解像度でエクスポートする など多くのメリットがあり、、趣味で楽しむ方からデザイナー・アーティストまで幅広い層に人気のアプリ ケーションです。

2.イラスト制作のきっかけからイラスト完成までの過程を詳しく解説

さて、一つずつ説明していきますね
まず、メインのキャラクターを考えます

プロクリエイトで描いた猫のイラスト


以前、お店で「クマのシリコン型」を見かけまして。
みなさんクマの氷を作って写真を載せてるのを見て「これ、猫があってもいいよね〜」と思っていたのが 今回の絵のきっかけです。

プロクリエイトで描いたイラスト


ただのネコ型氷じゃ面白くないのでねじりハチマキをしてもらい、「らっしゃい」とまで言わせてなんだか 祭り好きな猫になりました。
ハッピを着せてもいいかなと思ったんですが氷っぽくならないのであえて素体(?)で!
気持ち氷っぽく色を塗ります。
リアルに塗るとキャラ感が失われるので程よく雑に簡素化します。

タイムラプスを見ていただいた方は気づいたかもしれませんが最初は銀のスプーンを持たせてました。
かき氷はスプーンで食べると思っていたのですが(お上品なお店のかき氷ですね)
「らっしゃい」とかねじりハチマキしてる子がこんなお上品なのは……と思い
お祭りのかき氷に合わせてストロースプーンへ変更してます

プロクリエイトで描いた猫のイラスト

もう一段、影を足しました。
これが必要かどうか、かなりギリギリまで迷いましたがとりあえず厚みを出すために入れてます

そして背景にかき氷。
「らっしゃい」に合わせて屋台の氷らしくカップに入れました。
個人的にいちごシロップが好きなので……
一色だとペラいので、濃いめの色を足してます。
(上からシロップをかけるので、上が濃いかな〜と)
(技法によっては真ん中を濃くして透明感を出したりもします)

そして仕上げです

プロクリエイトで描いた猫のイラスト


ただ後ろにかき氷を置いただけでは単純すぎるので影を入れて説得力をプラスします。
ネコが白いので差別化をしたかったのもあります。
逆光ぽく入れることで、ネコが際立ちます。
ただ全体に影を入れるのではなく、少し光の入る隙を残すのがポイントです。
合わせて下にも影を落として完成です。

プロクリエイトで描いた猫のイラスト


タイトル文字も遊びを入れて『氷』の点を足跡にしてみたり。
もっとタイトルを氷っぽく描くと面白いのですが、今回はイラストがメインなので
端折りました。(タイトルはデザインの域です)

3.制作過程を動画でわかりやすく記録できる「タイムラプス機能」

今回制作過程を記録した「タイムラプス機能」とは、プロクリエイトの便利な機能の1つで、イラストの制
作過程全体を時間の経過に応じて録画できます。
これにより、制作過程を記録して後で振り返ることができるため、イラスト制作の学習にも役立ちます。
高速再生されるように編集したものがSNSやYouTubeなどで多く公開されるなど、一つのコンテンツとし て見るのも楽しいですね。
実際の制作過程を見ることで自分とは違う方法やテクニックを習得することもできるので、イラストレー ターさんがどのように描いているのかなどの勉強にもなります。

4.自分の世界観をイラストで表現するためにネタ帳に記録する

イラスト・水彩画・デッサン、、様々なアートがありますが、どのアートも自分の世界観を表現することが できます。
最近ではiPadやiPhone等デジタルツールでも、繊細な表現することができるようになりまし た。
テクニックももちろん大切ですが、そのイラストにどのような意図があり背景があるのかということも大切 です。
オリジナルイラスト制作するときは、どのようなイラストを描くか、テーマやコンセプトを決めて描くと説得 力のあるイラストになります。
にゃんこの氷屋さん「にゃん氷」も、こんなふうに、日々のちょっとした出来事がイラストのエッセンスにな り完成しました。
私は普段から、生徒さんに
「気になるものを常にメモしたりしてネタ帳を作ってください」と お伝えしています。
普段なら見逃しがちなことも意識してメモをしておくことで記憶のどこかに残っているんです ね。
「この絵はどこか平凡だな」と思う時、そういった記憶のかけらを少し足してあげると
魅力が増すので、みなさんもぜひ、日々のネタ帳づくりをしてみてくださいね。

デジタルアプリケーションやアナログ画材で表現する!
アートスクール大阪のイラストレーションコー ス

デジタルアプリケーションからアナログ画材まで、イラスト制作に関する指導を分かりやすく丁寧に指導。iPadやPCを使用してプロクリエイトやクリップスタジオで様々なデジタルイラストの描く方法や、Adobe illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)を利用したイラスト制作も得できます。

ただ さとみ

ただ さとみ
Profile
兵庫県出身。
芦屋芸術情報専門学校ヴィジュアルデザイン学科卒業。
デザイン事務所勤務、ファンシーメーカーの商品デザイナー、
法人の広報制作業務を経て、
イラストもDTPデザインも手がけるデザイナーとして独立。
シンプルで女性らしく親しみのあるデザインを中心に、
企業ロゴや広告・ポスターなどを多数制作。
現在は、文具雑貨デザインを中心に
キャラクター制作や広告デザイン、パッケージデザイン等幅広く活動中。
Message
夢は具体的に描けば描くほど叶うものです。
後は『どのように行動するか』だけです。
どんな道も経験も、必ずあなたの糧になります。
私は絵も描きますが、デザインも大好きです。
それぞれに魅力があります。
これまでに得た知識と経験を生かし、
皆さんに寄り添いながら一緒に成長していきたいです。
ArtWorks

 

 

 

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