白亜地下地セミナー

※セミナーは、アートスクール受講生のみ参加が可能です。


白亜地とは膠(にかわ)を使用した油画の伝統的な下地です。

下地が完成した後はその下地を利用して油絵具やテンペラ絵具を使って作品を描きます。

下地制作のみの参加でも結構です。

※下地制作のみで3日(セミナー3回分)程度の日数がかかります

制作風景


セミナー風景

  • 制作風景
  • 講師と生徒
  • 作品

セミナーの実施日、場所、所持道具など (材料費が必要です)

担当講師 松田講師
実施日 毎月第1・第3土曜日
時間 14:00~17:00の3時間
場所 多目的教室(西館501B号室)
参加費 無料
材料費 下地の大きさや工程にもよりますが
最低300円程度から
用意するもの 汚れてもかまわない服装
エプロン等
※開催日は変更のおそれがあります。セミナー表をご確認の上、受講してください。

白亜地の下地の制作と黄金背景テンペラ画について ( 松田講師 )


白亜地というのは古くから使われてきた絵画の下地のことです。膠(動物の皮から採取した接着剤。)と炭酸カルシウム(石灰石)とチタニウムホワイト(白い顔料)を混ぜて白い塗料を作り、キャンバスやパネルに塗布します。市販のキャンバスには無い絵の具の吸収性、つや消しの画肌、水性と油性の両方の絵の具との親和性など、様々な長所があります。


白亜地セミナーという名称になっていますが毎回毎回、白亜地の下地だけを作っているわけではありません。白亜地下地を作った後、その下地を使用して作品を制作していただいてもけっこうです。

また、白亜地の他にもエマルジョン地や石膏地の製作も行っております。エマルジョン地は白亜地に油を混ぜたもの、石膏地は膠と石膏を混ぜたものです。それぞれに特徴があります。

これらの下地の材料や処方は教える人間や教室によってそれぞれ異なると思いますが、アートスクールの白亜地セミナーでは私が学んだ東京藝術大学のやり方を採用しています。

現在は下地製作からの展開として、黄金背景テンペラ作品を制作しています。

黄金背景テンペラは以下のような過程で進めていきます。

1 支持体

  厚めの板(ランバーコア、パーティクルボード、MDFなど)下張り用麻布をウサギ膠で張り付ける

2 下地塗布

  ウサギ膠とボローニャ石膏を混ぜた下地塗料を1に塗布

  乾燥塗布を塗膜が一定の厚みになるまで繰り返す



3 下地削り

  乾燥したボローニャ石膏の上に木炭の粉をまぶし、表面にこすり付ける

  木炭の黒い部分がなくなり、真っ白になるまで鋼板で平らに削



4 パスティーリャ
(盛り上げ装飾彫刻)

  下書きに従って盛り上げ(下地塗料着色したもの)を行い、

  乾燥の後、彫刻刀、サンドペーパーなどで整形



5 ボーロ
(箔貼り用とのこ)塗布

  描画部輪郭線をニードルなどで浅く線状に削る

  ボーロを塗る 斑がなくなるまで塗布と乾燥を繰り返す。



6 金箔貼り

  水1に対して4分の一程度の無水エタノールを加えたものでボーロを塗った部分を

  濡らす 箔切り台で箔の大きさを調整して箔貼り刷毛で金箔を置いていく


7 金箔磨き

  瑪瑙棒で金箔部分を磨く

  描画部分の金箔をサンドペーパーや刃物の先端で除去する



8 刻印

  刻印棒で刻印を打っていく

9 卵テンペラ絵の具づくり

10 卵テンペラによる描画

 モルデンテ金箔処方による装飾部分への金箔貼り

 金箔部分への描画 シェラックワニス塗布

完成



完成までは長い道のりですが、膠や金箔、瑪瑙棒などの取り扱い、テンペラ絵の具づくりなど、それぞれの工程で、一般にはあまり馴染みのない珍しい要素が多いので、皆さん楽しんでおられます。

 

黄金背景テンペラの実習を進めながらも、生徒さんからのご要望があればいつでも下地の製作の実習を行っています。

美術科 松田担当
白亜地セミナー 

 

今月分のアートスクールで開催しているセミナー表

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