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Q.なぜ絵を描こうと思ったのですか？
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基本飽き性なのですが、気がついたら絵を描くことだけは続いていると言う感じです。
自分が楽しめると言うことが第一条件ですが、
絵を公開するのであれば見た人も楽しんでもらえるような絵を描いていこうとは思っています。

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Q.幼少期から今までの生い立ちを聞かせてください。
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物心ついた頃から絵を描くのが好きな子供でした。
小学生の時の卒業文集で将来の夢として「イラストレーター」と書いたことは覚えています。
ただし決してクラスの中で絵が上手いと言うタイプではなく、美術の成績も平凡な感じでした。


↑右近講師・学生時代の作品


高校生の時に将来を考えた時、何かしら絵に関わる職業にはつきたいなと思い、両親の理解を経て美大を受験することにしました。
大学ではイラストかグラフィックデザインを学びたかったのですが、行きたかった大学には版画コースで受かったため、版画コースに進むことにしました。
↑右近講師・学生時代の版画作品(シルクスクリーン)


現在描いているイラストはデジタルですが、絵作りの過程で版画の技法や効果を使用し良いアクセントになっているので、版画を学んだ上でイラストレーションを描くことは自分にとってとても良い学びだったと思います。

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Q.高校、大学卒業後どのような職場で働きましたか、また働いてよかった、役立っていることはありますか？
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大学では修士課程まで学び、修了後は滋賀にある成安造形大学と言う美術大学の共通教育センターの助手として3年働いていました。
その後、短期間テキスタイルのデザイン会社で働いたのち、京都にある京都芸術大学（旧：京都造形芸術大学）の情報デザイン学科で副手として4年間働いていました。
大学で働いている期間が長かったので、学生間で流行っている絵柄や最先端の情報を収集する能力が自然とついたのは良かったです。
また、教授と学生さんのサポート業務が主だったので、授業の運営や事務作業能力は現在の仕事にも役立っていると思います。

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Q.絵を仕事にしようと思ったきっかけはありますか？
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大学院生の時、大学の先輩が運営するアート雑貨ショップに定期的に作品を置いていただけることになったため、その際に細々とでも良いから活動を続けていこうと思いました。
アナログで作品を作っていた時期はなかなか数が作れなくて悩んでいましたが、デジタルに移行してからは絵を描くスピードが上がったので現在は徐々にイラストのお仕事も増やしていっています。

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Q.2023年のアートスクールの年賀状制作について。
制作への思いやエピソード心がけたことなどがあれば教えてください？
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アートスクール大阪は様々な年代の方が学ばれているため、
上品な色構成かつわかりやすく可愛いキャラクターデザインを心がけました。

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Q.尊敬している作家さんはいますか？
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北澤平祐さん、イケガミヨリユキさんのイラストはカラフルで可愛い上にユーモアがあってとても素敵だと思います。
キャラクターと言う観点からは「ちいかわ」のナガノさんの作品がとても好きです。

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Q.右近講師のイラストは、かわいらしい動物のイラストが印象的です！
動物を描こうと思ったきっかけはありますか？
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高校の時に画塾の先生から色彩感覚について褒められたのが嬉しく、最初の頃は色感を重視した絵を書いていました。
↑右近講師・学生時代のドローイング

大学時代に具象表現をきちんと描こうと思い、中村佑介さんのようなスタイリッシュな人物のイラストが描けるようになりたかったのですが、なかなか難しく…。
別のモチーフをと思い愛犬や動物を描いたら案外楽しくユニークに描け、そして動物の方が周囲からの評判も良かったので、動物を描くことをメインにシフトしていきました。

↑右近講師・近年の作品

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Q.制作をしていて楽しかったこと、つらかったことあれば教えてください。
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制作をする際、道具を用意したり画材を広げる場所を準備したりと、めんどくさい事の連続でその点は今だにとても億劫ではあります。
しかし、そこを我慢して作品を数作っていくと、すごくいい構成、いい配色、いい感じの造形に出会う瞬間があり、それが楽しいので制作を続けています。

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Q.受講生さんやこれから絵を学ぶ人に一言おねがいします。
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みなさんそれぞれ目標を持たれて入校されるかと思いますが、まずは無理のない範囲で継続して作品を作っていきましょう。
学校には様々な年代の方が多様なバックグラウンドを元に個性的な作品を生み出されているので良い刺激になるかと思います。
また、講師は作品作りのアドバイス意外にも発表の仕方やアプローチ方法も相談に乗れますので、気軽に学びに来てくださいましたら幸いです。

－－たくさんお話いただき、ありがとうございました！