絵本の「画角」について


絵本の「画角」について
(登場人物のごしょうかい)
T:Tちゃー 絵本の先生をしながら絵本を作っている。
P:Pくん Tちゃーといっしょに絵の勉強中。

P:Tちゃーさんよ、Tちゃーさんよ!もうわて無理ですわ!
T:どうしたねPくん、絵本の本棚の整理はどうした?
P:どうしたもこうしたも、美しく整理しようと思って、「大きさ別」に整理しようとしたら・・
T:嫌な予感



P:なんで絵本てこんなに大きさがバラバラなの? タテも、ヨコも厚みも値段もほんとにバラバラ。
文庫本とか、新書版みたいな規格が絵本にはないのかいな
T:Pくん、絵本の大きさがバラバラなのは、書かれている内容が違うからや。内容の中には当然、「絵」も含まれる。
「絵」で何かを表現しようとするときに、絵の「大きさ」は結構重要なんや
P:そりゃ大きい方が迫力が出る。
T:そういう話じゃなくて、例えば広い空間を表現しようと思ったら、横長の大きさがいいし、小さな室内を描こうとすれば、正方形に近い方がいい場合もある。
ここでいう「大きさ」とはタテとヨコの長さの比率、「画角」のことや。



P:なるほど、「画角」によって絵の印象がまるで変わるねんなあ。
T:絵本を書く場合は、絵コンテの大きさに縛られがちやけど、本来描きたいものにぴったりの画角を探したり、画角に変化を持たすことで、
見開きどうしの違いをつけることもできる。
「画角」も絵本の絵の大切な要素なんや。
P:絵本のサイズがまちまちなのは、作者の工夫が出版に反映されている、ゆことやねんな
T:そう。おかげで僕らは面白い絵本に出会うことができるんや。
P:なーるほど!
T:わかってくれたところで、絵本の整理の続きや。大きさ順やなくて「題名順」か「作者順」で並べて
P:とほほ、Tちゃーも手伝って!