絵本コース受講生たぶしゆみさん、作家インタビュー

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絵本科に2013年より在籍し、2017年末に「第6回 MOE創作絵本グランプリ」の佳作に選ばれた「たぶしゆみ」さん。先日は東京での受賞者のパーティに参加され、いろんなお話をしてこられました。窓口になってくれる編集者の方もでき、絵本をつくり続ける環境が整った今、受賞の感想や制作の秘密についてうかがいました。

●佳作を受賞して

---入校当時は「将来の目標は、公募に応募出来るような作品をつくり、ゆくゆくはプロとして作家としての仕事を目標としたい」とお話されていましたが、入賞された今はどんなお気持ちで、また何か心境の変化は生まれたでしょうか?

「絵本を制作する中で一番好きな工程が絵を描く時で、私にとって至福の時なのですが、描き終えてしまったらそれで満足していまい、あまり公募に応募する事もなかったのですが、人の目にふれてこその絵本かな?と思い、思いきって応募してみました。自分の作品の良し悪しは全く自分では判らないので、今回「MOE」のコンクールでこのような賞を頂いて本当にびっくりしました。私の作品にも評価してもらえる何かがあったのだと思うと、とても励みになり、自信に繋がりました。」

---よくわかります、絵がだんだんと出来上がっていく過程はとても楽しいですからね。それだけでも十分なのですが、次はやはり人に見てもらいたいですね。そして評価があればモチベーションも高まり、制作するのには良い循環ができますね。 では、入賞作品についてのエピソードはありますか、またどんな想いで制作されましたか?

「このカメレオンのモデルは我が家の三男なのですが、いつも歳の離れた長男次男と比べられて、自信なさげな三男に”努力はいつか報われるよ。自信を持って!!”と応援したくて描きました。描いている間は色々と悩みながらでしたが、それも楽しかったです。」

---そうですか。MOEで、いただいた講評は「安心して物語の世界に入り込める、巧みな構成力!」とありましたから、悩んだかいがありましたね(笑)。

●作品と制作方法について

---今までに4册の絵本を仕上げられましたが、絵本のテーマはどこから見つけられますか?それぞれに苦労した点や、思い入れのある点などありましたか?

「1冊目はカッパのお話で水彩で、やわらかいイメージで描きました。

2冊目はカピパラとキツネのお話で、ひょうひょうとしたカピパラが描きたくてお話を作りました。

3冊目は兄と弟のお話。ウチの息子どもの生活の中からヒントをもらって、初めてアクリル絵の具に挑戦してみたのですが、そのおもしろさにはまってしまいました。

4冊目は受賞作のカメレオン。これもアクリルで描いたのが、とても楽しかったです。

テーマは身近なものばかりです。子供達の様子から考える事が多いような気がします。」

---やはり経験が大事なようですね。家庭や職場、社会での生活を通してのいろんな経験が、絵本のフィクションやファンタジーにリアリティー(現実感)を補強しますから。 教室での受講時間だけでなく、ご家庭でも制作され、時間や場所の確保が大変だと思いますが、何か工夫されている制作方法はありますか?

「私は教室では描けない方で、もっぱら家で制作しています。
家事と子育てのあい間の時間(ほぼ昼から夕方迄)が制作時間です。小刻みな時間では描けないのでなるべくまとまった時間をつくるようにしています。」

---きっと、そういう忙しい中での濃密な時間が絵を描く集中力をつくるのでしょうね。

●アートスクールについて

---アートスクール入校のきっかけや選択の理由はありましたか?

「ネットで調べると一番通いやすいところにあったのがアートスクールでした。 見学に行くと雰囲気も良かったので決めました。」

---当初は「静物画、風景画などしか描いた事がなかったので、絵本の事は全く無知で未知の世界です。」との事でしたが、実際の絵本コースの受講を通じて感じた事や、感想はいかがですか?

「絵本を作るのは”楽しそう”、ページ数も大人の本より少ないし、わりと”手軽につくれそう””私にも出来そう!”と、単純な動機で始めてみたものの実際には大間違いでした。
まず、お話が作れない!作ったお話はどこかで見たことのあるようなものばかりで、それは今も悩みです。 絵に関しても、出てくる人物、動物にあわせた着るものから背景にいたるまで全てを考えて描いていく大変さを知り、絵本って本当に奥が深いとつくづく感じます。
家で描いていて行きづまった点を教室で先生にたづねてアドバイスを頂いています。先生は沢山アイデアや作品例などを教えて下さり、助言してくれます。自分だけで考えなやんでいると全く進まなくなってしまうが、先生に聞くことで解消されていつも助けて頂いています。あと、教室でしかできないパソコン作業も、一つ一つ丁寧に教えて下さって本当に有難いです。」

---なるほど、そうですね。そう感じてもらえると、こちらも嬉しいです。絵本を見る側から、作る側に立ち位置が移動したのですね。楽しみが増えると同時に、新しい課題が生まれるます。ものづくりはその繰り返しですね。

今回はお忙しいところ、いろいろとお答えいただき、ありがとうございました。 では、今後の作品にも期待しています。

               

インタビュアー : 絵本コース 中田弘司

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