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言葉を理解する

夏期講習も半ばを過ぎてしまい、生徒さんらの焦りも見え始めました。

この時期の焦りは、実はいい傾向なんです。

「焦るな!」

よく聞く言葉ですが、必ず悪いわけではありません。この時期でも焦らない子は、さすがに9月の試験は合格しにくいものです。

 

「焦るな」「焦れ」

聞いた方は、今現在の自分の立ち位置をよく考えてどちらの「焦り」を選ばねばならないか、思案せねばなりません。

 

試験問題もそうです。

 

選抜試験(旧AO試験)を受ける生徒さんは、あまり焦りがなく画塾に通い始める子をよく見てきました。

共通するのは、「自分は絵が上手い」という過信です。

 

確かにアニメ系の絵が上手い子がほとんどです。

が、

お題を与えるとほとんどの子が出来ません。

お題に合った絵を思いつかないんです。

国語力が原因でもありますが、

「好きな絵しか描いてこなかった」

が1番の原因で、お題の中に自分が苦手で逃げてきた内容や、描きたくないモノが含まれると、途端に手が止まってしまいます。

過去問題などを試しに課題にしてみると、全員が不合格のレッテルを貼れそうなくらい惨憺たる結果になります。

 

夏期講習では、そういう弱点を重点的に訓練します。

 

結果、梅田造形学院の生徒さんは、夏期講習を真剣に受けてくれたので、大部分の生徒さんが「多分、大丈夫だろう」レベルになりました。

 

全員がまだ弱点を克服できているわけではありません。

そこは、それこそ試験前日まで訓練をしていただきます。

毎年思うのですが、夏期講習って、本当に皆さん伸びますよね。

 

夏期講習の後は、選抜試験がすぐやってきて、次の一般試験の日も、射程距離に入ってきました。

2月受験の方も、すでに変わり始めています。

現在2年生・1年生の方は、少しのんびりしていますが、9月からは、やはり変わっていただきます。

実はもう時期試験だと「焦り」を出し始めないといけない時期に入りますからね。

 

レベルの高めの大学は、「2年間」くらい訓練しないと難しいんです。

2年生・1年生の皆さん、レベルの高いところへ行きたかったら、今すぐスタートですよ。

2年弱の必死の訓練が必要なんですから。

あなたも逆算してみてください。