60年代ファッションとイラストレーション
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60年代は歴史が大きく変化した転換点のひとつ、と捉えることもできます。
戦後(第2次世界大戦)から復興し、産業が成長すると共に文化も変化してゆきます。
ファッションも大きな転換点を迎えます。50年代まではコンサバティブなデザインが主流でしたが、徐々に開放的なデザインが取り入れられるようになってゆきます。
活動的で元気よく見える大胆な幾何学パターンが生まれ、
ミニスカートが登場するのも60年代です。女優で歌手のツイギーが世界中で有名になりました。

科学技術の発達で、鮮やかな色彩表現が既製服でも可能になります。ファッションだけでなく、インテリアや印刷物にも、インパクトのあるきわだちの配色が取り入れられるようになります。

今の時代にも継承されているデザインのトレンドはこの時代に始まっています。
原色に近い鮮やかな色は、配色としては扱いの難しい技法です。組み合わせによってはまとまり感のない配色になってしまいます。
上手にまとめるには、センスは勿論、色の3属性(色相、明度、彩度)や配色理論に基づいた考え方も重要です。

60年代のファッションは、形の面では今の時代からみるとさすがに古い感じがしますが、配色の面では古くなっていないので、現代のイラストレーションやデザインでも参考にされています。

配色に興味のある人は、一度は60年代のファッションデザインを研究してみることをお勧めします。特に、60年代の後半に流行ったPOPな配色やサイケデリックの配色は、配色の技術として現代のイラストやデザインでも重要な技法です。
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アートイラストコース講師:百谷正則
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こちらもご覧ください。解説動画です。
百谷 正則 【イラスト】

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- 大阪市立大学工学部応用物理学科
東京モード学園コマーシャルデザイン学科 - Message
- イラストの技術は正しく練習すれば必ず上達します。
皆さんの進捗に合わせて最も効率的で正しいカリキュラムと練習課題をご用意しますので、
是非ご一緒に、イラストを楽しんで頂きたいと思っています。 - ArtWorks
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