「版画」ってどういうもの?

こんにちは!
版画コースの通学と、オンラインの方の講師も担当している山内です!

オンラインの方のブログを書くのは初めてなので、
まず「版画ってどんなの?」というお話をしようと思います。

皆さま「銅版画」はご存知でしょうか?
「木版画」は学校の美術でやった事のある方、年賀状で毎年作られている方、たくさん居ると思います。
木版画は読んで字の如く、「木」を使う版画です。

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同じように、銅版画は「銅」を使う版画なのです。

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↑こんな風に、「銅版」を作っていきます!

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「版」を作ると、作品を何枚も刷る事ができます!
でも、無限ではないんですね。

よく版画作品の左下に、こんなのを見ないでしょうか?
画像4 ↑これを、エディションナンバーと言います。(よく略してエディションと呼ばれます)
右側の数字が「全部でこの版画が何枚あるか」、左側の数字が「その中のどのナンバーか」、という記載です。
つまりこの作品は、全部で25枚という事ですね!

この枚数は、例えば「売り切れたから増やそう〜!」と思っても、後で変える事はできません×
売り切れても、もう再販はできないのです。
世界でこの枚数だけしか存在しない、というエディションが明記されているから、購入者さんの信頼できる価値が生まれるのですね。

こういう版画についての講義を、版画コースのオンライン授業では行なっています!
版画の事が全然分からない方、美術館等での版画作品の見方を知りたい方、お待ちしております~!(^-^)/

山内 あすな

山内 あすな
Profile
‘14 京都精華大学大学院修士課程版画専攻修了
   17th International Graphic Art Triennial Frechen (フレッヒェン/ドイツ)
‘15 東京国際ミニプリント・トリエンナーレ (多摩美術大学美術館)
‘16 Mini Print International of Cadaques (カダケス / スペイン)
‘17 Miniestampa TGB-eMe (メキシコシティ/メキシコ)入賞
Message
版画の良いところはたくさんありますが、
私が気に入っているのは、作品サイズが大きくなっても軽く、
海外に簡単に送れるところです。
版画は学べば学ぶほど面白くなる技法です。
一緒に学んでいきましょう。
講師インタビュー