大ベルセルク展に行ってきました

こんにちは、マンガコースです。
先日、大ベルセルク展に行ってきました。
こちらは12月11日から1月30日までひらかたパークで開催されていたもので、多くの原画やフィギュア、三浦先生のインタビュー映像など盛り沢山でした。
三浦健太郎先生の「ベルセルク」は白泉社のヤングアニマルで掲載されていたダークファンタジーの金字塔とも言えるマンガで、日本のみならず世界にも多くのファンがいる作品です。

ベルセルクは学生の頃、友人から教えてもらったのがきっかけです。
その圧倒的画力。魅力的なキャラクターたち。骨太なストーリーからの怒涛の凄まじい展開。
あっという間に魅了されてしまいました。
その原画を見られる絶好の機会でした。

ひらかたパークに着いたらまずアニメのオープニングソングが聞こえてきました。
まずそこから異世界の空気が近づいている、と感じました。
そしてチケットに判を押してもらいましたが、まずその判の模様が、ベルセルクを象徴とするマークで、まずそこからワクワクしました。

入るとそこはまさにベルセルクの世界。
圧倒的原画の数で、どれを見ても一つの絵として完成された絵画でした。
三浦先生の凄いところは、そのデッサン力はもちろんですが、線が多く、またアクションも激しいため情報量が多い絵であるのに、しっかりとキャラクターに目が向くというところだと思います。
普通、線が多いと、どこに目を向けていいのか分からず、かっこいい絵になりにくいのです。
それをしかも多彩なアクションを含めてかっこよく目が離せない絵に仕立てるということは、尋常な事ではありません。
またベルセルクというと豪胆な線をイメージしますが、シーンによってはまるで少女マンガのような繊細な線で美しく表現していたりと単行本では気づけなかった三浦先生の凄さに気づけました。
通常原画展に行くと、ここをこういう風に処理して、こういう配置にしているのか、参考になるな。となるのですが、
三浦先生の場合は、上手すぎてその分析が出来ず、気づいたら見入ってしまっている、という状態で鑑賞していました。
単行本で読んで、ここは流石にデジタルで処理したのだろうと思っていたところも、アナログでの処理だったりと驚きの連続でした。

今回特に自分の好きな作品だったので、とても充実した時間を過ごすことができました。
ぜひぜひ皆さんも原画展に行く機会があれば、足を運んでみてくださいね。

長野 雄志

長野 雄志
Profile
'12 関西学院大学社会学部卒業
アフタヌーン四季賞準入選 審査員特別賞受賞
Message
マンガは人によって
絵はもちろんストーリー、
構成、キャラクター、ジャンル、
それぞれが唯一無二です。
それぞれの違う「面白い」を
一緒に発見していけたら幸いです。
ArtWorks
講師インタビュー

 

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