プロ意識! フリークライミングを体験して・・・

先日、プロ野球の往年の名選手がお亡くなりになったというニュースがありました。
現役時代は打っても投げても大活躍で、数々の記録を打ち立てられたそうです。
普段の生活においても投げる方の左手を非常に大切にしておられたようで、カバンはいつも右手で持ち、左手に負担をかけないようにしておられたようです。

私は野球のことはあまり詳しくはありませんし、野球と美術では仕事の内容も異なっていますが、プロ意識という観点では見習うべきものがあると思いました。

昔から集団のスポーツはあまり得意な方ではなく、どちらかといえば陸上競技や器械体操などの個人技のスポーツの方が得意でしたので野球をやった経験はほとんどありません。

職業柄、普段から部屋に閉じこもって仕事をすることが多いので、運動不足であることは長年問題視しております。何か体を動かす習慣が必要であるのは間違いありません。

少し前からフリークライミングというスポーツが気になっておりました。野外の岩壁や室内に設置された壁面を登る個人技です。自宅のほど近くにクライミングジムがあるということを聞きまして、先日家族で行ってきました。

4、5メートルほどの高さの壁面に色とりどりでいろんな形をした、ホールドと呼ばれる突起物が取り付けられています。このホールドを手掛かり足掛かりにして壁を登っていくわけです。このホールドの色ごとに難易度がありまして、赤なら赤、青なら青のホールドのみを手掛かりにして登っていくわけです。低い難易度は足の位置は自由ですが、難易度が上がっていくと足も手と同じ色のホールドを使わなければいけません。

すでにベテランの方々が何人かいらっしゃっています。みなさん太い縄が幾重にも重なってよじれたような引き締まったたくましい腕をしてます。腕だけでもいいモチーフになりそうです。スタッフの方から説明を聞いた後、最初は一番簡単なレベルから挑戦していきます。先ほど申しましたようにもともとこういった運動は好きな方ですから、46歳の運動不足のおっさんでも一番簡単なレベルはほぼクリアいたしました。だんだんと楽しくなってきて次々に登っておりましたら、だんだんと腕が張ったような感覚を覚えてきて、握力が限界になってきました。一旦簡単な方のレベルに戻ってみましたがもはやそのレベルですら厳しくなってきました。ふと気がつくと、ベテランの皆さんは一回一回登るたびに十分な休憩をとって筋肉を休めてます。休みのとり方でも素人と玄人の差がありますね。

翌日は腕が筋肉痛でその後2日間ほど握力が低下していました。その握力の低下した手で刃物を持ってちょっとした作業をしていましたら案の定、軽く怪我をしてしまいました。幸いにもアートスクールのDIYセミナーと時期が外れていたからよかったのものの、こんな手ではノコギリも金槌も持てませんし、こんな手で筆を持ったらヘロヘロの絵になってしまいそうです。全くプロ意識が足らんと思いました。ものを作ったり描いたりするみなさん。手は大切にしましょう。

フリークライミングは楽しかったので機会があればまたやりたいですが次回は休み休み慎重にいきます。

松田 一聡

松田 一聡
Profile
‘01 東京藝術大学大学院油画技法材料研究室修了
‘12 「重力」展(Gallery Suchi)
‘13 アートフェア東京 2013(Gallery Suchi ブース)
‘14 「重力」展(Gallery Suchi)
‘15 「重力」展(Gallery Suchi)
   「写実って何だろう?」(ホキ美術館)
Message
絵画を学ぶにあたって、1つのことに集中することも大切ですが、
いろいろな表現に挑戦することで得られるものもあると思います。
ArtWorks

 

 

 

 

 

 

 

 

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