「怖い絵展(Fear in Painting)」に行ってきました。

兵庫県立美術館で開催されていた「怖い絵展」に行ってきました。
目当てはもちろんドラロッシュの「ジェーン・グレイの処刑」です。
学生の頃から好きな作品でしたが、10年前にロンドンで見たときには4時間ほど絵の前から離れられませんでした。あまりにずっといるので、監視員に「あんた、ほんとにこの絵が好きなのねえ。」などと言われる始末。閉館ギリギリまでずっと見ていました。
閉館時間がもっと遅ければもっと見ていたでしょう。

「怖い絵展」はかなりの盛況で会場が混んでいたので、あまりぜいたくな鑑賞はできませんでしたが、10年ぶりの再会を果たして満足しました。

 

怖い絵展オフィシャルホームページはコチラ
この絵がなぜ怖いのか。背景も知ることが出来ますよ。

 

松田 一聡

松田 一聡
Profile
'01 東京藝術大学大学院油画技法材研究室終了
'11 「風景と静物画」展 (ホキ美術館)
'12 「重 力」展 (Gallery Suchi)
'13 アートフェア東京 2013 (Gallery Suchi ブース)
Message
物事を学ぶにあたっては一直線に目的に突き進むよりも、寄り道や遠回りをしたほうがより立体的な理解を得られるという事があるのではないかと思います。絵画の制作においても、寄り道や遠回りなど、一見は無駄に思えるような行為を経る ことで、最終的により豊かな表現に達することができると思います。そういった行程も絵画制作の楽しみのひとつです。脇道の向こうの風景に少しでも心が動いたら、迷わずにそちらの方向に足を向けて進んでみて下さい。
ArtWorks

 

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