ハンドメイド作家コース・原田陽子講師インタビュー

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原田陽子講師特集インタビュー

ハンドメイド作家コースでドライフラワーやアートフラワーなどお花を使った作品の制作指導を担当されています。ご自身の作品制作に対する思いやアートスクールの講師になって感じることなど伺って行きます。

お花との出会い

Q.とても明るい性格の原田講師ですが、どんな子供でしたか?またお花との出会いは?

A.おしゃべりが大好きで、人前で話すのが好きで、新しいこと、面白いものにすぐ飛びつき、ピアノ、そろばん、バスケットボール、英会話など習い事も色々始めましたが、結局は三日坊主で長続きしないダメダメな子供でした。
そんな私が中学生のクラブ活動で華道部を選択しました。「文化祭の時にお花を展示したら女子力ポイントが高いな〜」なんていう不純な動機でしたが…(笑)
中学校のクラブ活動なので月に一回ほど。お花の種類も数も少なく、子供ながらに物足りなさを感じて、顧問の先生に華道池坊の生け花教室を紹介してもらいました。14歳のその時がお花との出会いになりましたね。
そこから結婚して地元福岡を離れるまで週1回、ほぼ毎週お稽古に通っていました。三日坊主で何事も長続きしなかった私が、こんなに長く続けてこられたのだからやはりお花とは縁があったのでしょうね。
教室では「空間を活かす・立体感を出す」を繰り返し教わりました。それは今の私の作品にも出ています。今思うと先生の教え方やお人柄も素敵で、そんな先生に憧れて通い続けていたのでしょうか。最初に指導を受ける先生との出会いって大切ですね!

Q.その頃からお花の先生になると決めていたのですか?

A.いいえ。全く(笑)結婚を機に大阪へ来てからはお花ともしばらく離れた生活でした。
しかも友人や知人がいない…土地勘がわからない…など孤独に襲われて、テレビのニュースで地元福岡の映像を見ると恋しくて泣いてました(笑)これではいけない!と福岡時代のツテを頼って事務の仕事を始めました。そこで同年代の友人もできて、やっと関西生活が楽しくなってきました。
が、なんだか物足りない…。そろそろ何か始めてみたいと思っていた時に知人からドライフラワーのアレンジメント教室を紹介してもらいました。
ドライフラワーは生花よりボリュームがなく、空間や立体感を活かすというより束にしてグルーピングしてアレンジするという違いに戸惑いましたが、お花1本1本にワイヤリングしたり、グルーガンで接着したりと新しい技術を使って作品を完成させる楽しみに目覚めました。

何よりドライフラワーの先生も華やかで素敵な方で教室に通うのが楽しみでした。
そしてしばらくして先生が「これからはアートフラワーの時代よ!!!ブーケの時代よ!!!」と突然のアートフラワーのブーケ教室への内容変更宣言。いよいよアートフラワーとの出会いがやってきました。

「アートフラワー=造花」→「造花=安っぽい。ダサい。」とのイメージがあったので、最初は「え〜???」と思いましたが、初めてみたアートフラワーの可愛さ、本物そっくり感にすぐに魅了されました。
ただ、毎月ブーケが2つづつ増えていきます。部屋に飾る場所も無くなってきます。教室も終了して「さて、溜まったブーケをどうしたものかな?」と考えた結果、ブーケをバラしてリースにしたり、器にアレンジしてリメイクする事にしました。
ある時、同じマンションのお向かいに住む方から「玄関に飾ってるリースはどこで買ったの?」と聞かれ、「私が作ったんですよ」と答えると、「私も作りたい!教えて!」と話が弾み、“初めて人に教える”事になりました。すると、お向かいさんのママ友の皆さんにもリースを教える事になり、徐々に口コミで自宅教室が広まっていきました。ここまで長々話してきましたが、やっとアートフラワーの先生としてデビューの運びとなりました。

先生デビュー!

Q.先生デビューはいかがでしたか?

A.初めの頃は花材も前のブーケをバラして使っていましたし、先生と生徒という関係よりも、お友達感覚で楽しければいいぐらいの気持ちでやってました。”先生”と呼ばれるのもちょっと気恥ずかしかったです。”先生”として自覚したのはやはり自分で花材を選んで仕入れをしてからレッスンをした時からですね。生徒さんが「素敵〜!可愛い〜!」と目を輝かせて花を選ぶ様子を見ると嬉しさと、花材選びへの自信に繋がりました。
レッスンの回数が重なるごとに「どこに何が足りないのか?何を加えたらいいのか?」がわかるようになってきました。と同時に皆さんから「さすが!先生」と言われる作品を作りたいとモチベーチョンが上がってきました。生徒さんのおかげで先生にしてもらったという感じです。

Q.「自分の作品に自信が持てない時期が長かった」とお聞きしましたが、そのネガティヴな気持ちを変えたきっかけは?

A.そうなんです。実は自分の作品に自信が持てない期間が結構長くありまして…。「先生さすが!素敵!」と言っていただいても「本当に?本当にそう思いますか?」と心の中で尋ねてました。

そんな時、橋本亭という築100年の古民家をリフォームしてカフェ&ギャラリーしたオシャレなお店が大阪での私のホームタウンの箕面にありまして(残念ながら現在は閉鎖中)知人がイラストの個展を開催したんです。もう本当に可愛いイラストで、絵はがきの他にもバッチやトートバックなども作って販売していたんです。この人はこんな才能があったのかと感心したと同時に「私もここで作品展を開きたい!」と思ったんです。

そして7年前の12月に初めての作品展「リース!リース!リース!」を開催しました。
クリスマス直前という時期もあって、クリスマスリースを中心にして、お正月、ひな祭りでも使えるリースや、大小の器ものアレンジメントを必死に作りました。
搬入を終えた夜も作って、初日には緊張と疲労で熱を出してしまいました。
でも、初めての作品展はいい経験になりましたね。本当に手探りでDM作りに始まり、DMを配ったり、メールでお知らせしたりのPR活動、ギャラリーへの搬入、搬出、展示、販売と一人でなんとかやりきりました。

7日間の期間中毎日ギャラリーで過ごし疲労はありましたが、この作品展をきっかけに久しぶりにたくさんの友人知人が来てくれた事にただただ感動していました。
そして何よりふらりとギャラリーに立ち寄られたお客様から「センスがいいわね。素敵ね。」とたくさんのお褒めの言葉をかけてもらえた事が、作家としての自信を強いものにしてくれ、その後3回の個展と作家仲間とのコラボ展を開催する事が出来ました。

アートスクールの講師になって

Q.そしてアートスクールのハンドメイド作家コースの講師になられましたね。ハンドメイド作家コースでどんなことを感じていらっしゃいますか?

A.そうですね…私が入りたかったぐらいです。(笑)
私はアナログ人間なので個展のDMの依頼や名刺は業者さんにお任せとなりました。ほんとはもっとイラストやロゴにもこだわりたかったし、作家の屋号「le Soleile」(フランス語で太陽の意味。太陽の陽子ということでつけました)のおしゃれな商品タグや台紙も作ってみたかった。
ハンドメイド作家コースではアートイラストコースとの振替受講ができますので、受講生の皆さんにはどんどんとデジタル技術を習得して自分らしいオリジナルのものを作っていただきたいですね。あと、今のSNS時代にかっこいい写真は必須!私の場合、スマホが登場する前の時期でしたで、一眼レフを買ってみたものの作品の写真がうまく撮影できなくて、写真講座に何箇所か通いました。

しかしなかなか作品を綺麗にカッコよく撮りたいという希望が叶わず、3箇所目の教室でやっとかないました。時間も費用もかなり無駄にしてしまいましたね。だからハンドメイドの小物を撮影することに特化した授業があることもポイントが高いですよ!何より様々なジャンルの講師陣から学べるのがいいですね。私もお花とアクセサリーを組み合わせてみたいとか粘土でスイーツを作ってアレンジに加えてみたいとか、いろいろアイデアが湧いて来ます。

これからのこと

Q.これからどんな授業をしていきたいですか?

A,もちろん受講生の皆さんの作りたいモノを形にするアドバイスはしていきたいですし、新しい作品が誕生する瞬間に立ち会いたいですね。私が経験した失敗談も含めて作家に必要な要素も伝えていきたいです。私はこれまで指導を受けて来た先生が本当に素敵で魅力的な方々ばかりでしたので、私が受講生の皆さんにもそう思ってもらえるようにさらに頑張らないといけないとも思っています。
また、私の原点であるリースやブーケ作りを生かしてウェディング関連の作品を授業で作っていきたいです。ハンドメイド作家としてもウェディンググッズの作家としても活躍できる人が出るといいですよね。

Q.最後に皆さんに伝えたいことは?

A,世の中AIなど技術が進んでどんどん仕事が無くなったりする時代がくると言われています。でも人の手で生み出されるモノづくりは無くなることはないだろうし、だからこそ技術を身につけ、アイデアを形にできるハンドメイド作家の仕事は最強じゃないかと思っています。
最強のハンドメイド作家になるための一歩をぜひここからスタートしていただきたいです。

「生徒さんのおかげで先生にしてもらった」という言葉が印象的でした。原田講師も、はじめは一生徒だった、それが様々なことに挑戦され、講師となられたのですね。
ありがとうございました。

原田 陽子

Profile

中学生から華道池坊でいけばなを学ぶ。 その後、ドライフラワーを使ったアレンジメント、アートフラワーで作るウエディングブーケを学ぶ。
特にアートフラワーの美しさに惹かれ、自己流でリースなどのアレンジメントを始める。 2010年12月に箕面のギャラリー橋本亭にて初の作品展を開催。以後、年に1回のペースで作品展 を開催。
近年は作家仲間との合同作品展で作品を発表中。 自宅でのレッスンのほか、PTAや地域の文化セミナーなどの出張レッスン、ワークショップで講師 としても活動中。
また地元のコミュニティーFMラジオ局でレポーター、ディレクターとしても活動中。 これまで1000人以上の人たちへインタビューをしてきた経験は、レッスンでたくさんの人と向き 合う時に 役立っています。

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