絵本コース初の学外イベント 『ボローニャ国際絵本原画展』へ!

絵本コースの生川です。

9月に絵本コース初の学外イベント
『ボローニャ国際絵本原画展』へ、
絵本コースの生徒さん17名講師2人で行ってきました。

今回はその時の様子、その後の交流会まで順をおって紹介しようと思います。

 まず、『ボローニャ国際絵本原画展』について聞いたことのない方もいるかと思うので軽く紹介します。『ボローニャ国際絵本原画展』は、毎年イタリアのボローニャで開催されている子どもの本専門国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」で入選した作品が展示される巡回展です。

この巡回展は全国をまわり、関西では西宮市大谷記念美術館で毎年8月頃から9月後半まで展示されています。ボローニャで入選したことによって絵本の出版や、イラストレーターとしての活躍に繋がった作家さんも多いことから、絵本作家、イラストレーターの登竜門とも言われており、毎年新鮮で視覚的に面白い作品が多いのも特徴です。専門コースのみの対応となりますが、絵本コースの生徒さんも毎年ボローニャへ応募されております。

当日は、曜日や時間の違いで会うことのない生徒さん同士も
すぐ打ち解けて楽しそうに話している姿が印象的でした。

今回大人数ですので、大野先生と私の二手に分かれ別の会場から展示を見ることにしました。「どうやって描いているんだろう?」「何の画材?」「どんなストーリーなんだろう?」と生徒さん同士話合いながら、見たことのない技法の数々に興味津々の様子でした。1人で見ていると気づけないようなことも、同じ趣味の仲間と見ることによって気づく点も多かったと思います。

大野先生は作品解説もされていたようで、知らない画材についても実際作品を見ながら、たくさん教えて頂いて贅沢な時間だったと生徒さんも言っていました。ボローニャは毎年審査員が変わるので、作品の傾向も変わります。近年デジタル出力のミクストメディアが多い印象ではあったのですが、今年はアナログ作品も豊富で、中でも版画作品が多く、生徒さんも初めて見る版画の技術に興味を示していました。見に行った後、版画コースのセミナーへ生徒さんも何人か参加されていました。

夜は待ちに待った交流会。生徒さん12名、講師3名の参加です。
会場はアートスクールと同じビルに入っているBastone(バストーネ)さん。
石窯で焼く本格ピザが楽しめるお店です。

みんなドリンクを頼んで、さぁ交流会スタートです!
席は6名と7名の2席に分かれ私は女子組にお邪魔しました。
最初は、ボローニャへ行った後の話や、自己紹介、制作の進行状況など少しずつお話が広がっていきます。曜日や時間の違いで互いに初めてお会いする方もいましたが、同じ教室に通っている仲間。すぐに仲良くなっていきました。

料理は、前菜の盛り合わせ、ハム・サラミ、サラダ、パスタ、ピザ、からあげ、デザートとかなりのボリュミー。みんなお腹いっぱいです。どれも美味しく、中でもピザは生地がモッチモチで本当に美味しかったです。

みんなそんなにお酒飲まないかな?
と思っていましたが全然!!
しっかり飲みます!
白熱した絵本語りもあったり、
途中では中田先生へのラブコールまであったりして(笑)
笑いの絶えない楽しい空間となっておりました。

名残惜しいですが交流会も終わりの時間。
お開きかなと思いきや、生徒さんのみで2次会へ!
当日だけでみんなの距離がぎゅっと縮んだように感じました。

時間は有限、流れ行くもの。
今は一緒でも、新しい仲間が入れば、また卒業される仲間もいます。
この時期、この時間に出会った仲間との縁を大切に
卒業されてもステキな関係を築いていってほしいですね。

来年もボローニャの見学会、交流会を予定していますので、
絵本コースのみなさんは是非参加してくださいね。

 

 

 

 

生川 彩

生川 彩
Profile

2011 ギャラリー葉「ずーたの招待状」
2013 神戸芸術工科大学デザイン部
   ビジュアルデザイン学科絵本コース卒業
2013 ギャラリー葉「ず ーたのおもちゃの箱」
2014 ギャラリー葉「ずーた&M&Nのおかしの国」
2015 ギャラリー 葉「ものがたり展」

Message
絵本は自由で楽しい世界です。
最初は不安に感じることも多いかと思いますが、不安がわくわくに変わるよう制作の経験を生かし、
共に考えアドバイスしていきます。
自分の頭の中だけで描いていたストーリーやキャラクターが動きだし一冊の本になっていく達成感は
とても楽しいですよ。
個人の"やりたいこと"を大事にし、絵に親しみ楽しんで制作していきましょう!
ArtWorks

 

 

生川講師が担当している絵本コースのコース紹介はこちらです。