アートイラストコースで行われた粘土で作る人形の授業!

先日、ハンドメイド雑貨ビジネス科・濱田有美先生の授業がアートイラストコース内で行われました。アートイラストコースとハンドメイド雑貨ビジネス科のある部屋は少し離れていますが、他の授業で手狭な場合にアートイラストコース内で行う事があります。

あらかじめ濱田先生が用意した、乾燥した状態の粘土の原型を元に、パーツを付け足したりテクスチャを施したりして制作してゆきます。

足りないパーツはアクリル絵の具などを新素材の粘土に混ぜて作ります。直に粘土に着色する事によって粘土の持つマチェールを利用する事ができ、乾燥を待たずにどんどんと制作して行けるのが利点です。

下の写真は制作途中です。原型の素材から獅子舞を制作しているところですが、カールした人形の髪の毛の素材を接着しています。このように違う素材を使う事で人形が生き生きとして見えてくることもあります。いろいろな素材を使う事でオリジナルな人形を作る事ができますね。


右下が獅子舞のメモスタンド クリップの完成写真です。
安定のための土台とメモクリップが取り付けられ、ニスでコーティングしています。表情もとても愛嬌のある顔になりました。素敵な作品が出来上がりましたね!

もうひとつ作品を紹介します。
これも濱田先生の原型を利用した作品になります。原型からイメージして下の写真のような昭和の雰囲気のある女子児童をデッサンしてもらいました。人形などの立体物を制作するときには、前向きだけではなくて側面からのデッサンも描いておくことはとても重要ですね。
デッサンを見ながら髪の毛やランドセル、スカートなどのパーツを制作してゆきます。下の写真は髪の毛色を着色した粘土を頭にかぶせているところです。かぶせたところでカタチを整えてカットします。

下が完成した写真です。くったくのない昭和の女の子の表情がとてもいいですね。誰が見てもなにか温かい気持ちになるのではないでしょうか。よく見るとランドセルの縫い目まで作られています!
この女の子とその家族、また同級生などシリーズとして作ってほしくなりますね。

アートイラストコースより