ツリーハウスをコミックイラストに・・・☆①

こんにちは。コミックイラストコースでデジタル部分を担当しております、榊と申します。
これからどうぞよろしくお願いします。

 

今月は生徒さんがちょうど制作を始められたばかりの作品「ツリーハウス」を見てみましょう。
以前からアナログ作画の課題に森など自然物背景のイラスト作りがあったのですが、ツリーハウスが登場することが多く、それだけでも様々にアレンジ出来ることから、デジタルでカラーの課題にも取り入れることにしました。

■ラフ作り

ラフ作り

資料を元にラフを作ります。細部は描きながら決めていくので、画面に対してどのくらいの大きさで入るかなど、ざっくりのイメージで。
CLIP STUDIOの「パース定規」を使ってパースを合わせてから細かい部分を描きこんでいきます。
細部まで描きはじめると、手前の屋根と奥の屋根ははどう繋がっているだっけ?とラフの時には気づかなかった所で混乱してしまうことも…。そんな時は生徒さんと相談しながら、厚みや奥行を意識してもらって、正確な位置を割り出していきます。
屋根の右手の塔が印象的なツリーハウスになりそうです。

■線画作り

線画作り

今回は線画は目立たないように仕上げる予定ですが、屋根に葺いた樹皮や柵の枝など素材毎にタッチを変えられています。
小屋の周りの森は着彩から表現しようと大体の位置だけ決めておきます。

■レイヤー分け

レイヤー分け

レイヤーをパーツごとに色分けてしてもらいます。ナチュラルにしようか、アクセントになる差し色を入れようかと悩みながら…木漏れ日がキレイに映えるようにしたいとのことで、この時点でも素敵な感じです!

大作なので、実はまだ完成されていないのです。今月はここまで。

現在塗り込みを頑張ってもらっていますので、来月には完成作品をご紹介できると思います♪

 

コミックイラストコース講師 榊